2005年11月06日

ムームー=アッパッパー

読了リスト。分野の偏りなくバランスよく、次は何に手をつけようかと本棚を物色する時が一番充実。


西修『日本国憲法を考える』(文春新書)

現行憲法にまとわりつく「神話」を払拭する比較憲法学。世界の現行憲法における平和主義条項のリストは必見。憲法訴訟に関して、司法裁判所型と憲法裁判所型とがあり、違憲状態を短くするには後者が適するなどの話は勉強になった。


祖父江孝男『文化人類学入門 増補改訂版』(中公新書)

もうこれは入門書として完成度が高い。時に応じて何度でも引っ張り出すことになるであろう。


藤原和博/宮台真司『[よのなかのルール]』(ちくま文庫)

現状では、中高生に法律事項を教える機会が少なすぎると思う。何をすればポリスに捕まるのか、何歳になれば扱いがどう違うのかなど、道徳や倫理ではなく徹底的に社会制度としてのルールを、絶対に義務教育段階で教える必要がある。奉仕の精神など、その後の話だろ。


浜田寿美男『「私」とは何か』(講談社選書メチエ)

ゼロ(発達論的還元)から出発する独創的な発達心理学、認識発達論、言語発達論。他者との関係の内から自己が生まれるとはよく言われることではあるが、その仮定を図示しながら丁寧に分かりやすく解説する第五章が山。
posted by 日本海式エビ固め at 14:15| 天津 | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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