2005年10月26日

小泉・靖国組 対 インリン様・憲法組

再びインリン・オブ・ジョイトイの日記からだ。2005年10月21日沖縄の海を守れ!では、米軍駐留を批判した後、
そして、小泉首相が靖国参拝をする度に、アジアの国との溝が永遠に消えないと思う。
靖国神社は天皇を神だと言って日本の侵略戦争を美化したファシズム宗教の場所です。
戦争で犠牲になった日本軍人や一般の日本国民の中にも仏教の人もキリスト教の人も反宗教の人もいます。
国家の為に死んだのでも侵略の為に死んだのでもなく、英霊とか言われる為に死んだのでもなく、日本の権力者に騙され追いつめられて、それが家族を守る為だと思い込んで死んだんです。
英霊だなんていわれて祭られるのは迷惑でしょう。
当然、首相の参拝なんて、日本に殺されたアジアの人達には侮辱的なことです。
戦争の犠牲者に敬意をはらって反省し、二度と戦争しないって誓うのなら国家神道ではなく無宗教でお願いします。
インリン様。あなたいつもながら直球勝負ですね。ハッスルのあなた結構イイッスネ。まそれはまた今度。
これをネタに色々展開しましょう。

確かに戦後憲法下、本人の意思ないし遺族の意思に反して、(合祀はできるが)柱を分祀できないとする靖国神社の姿勢、またそれを支持あるいは放置している行政府には首を傾げざるを得ません。

さて首相の靖国参拝について意見を述べたい。

まず日本国は政教分離の近代国家として存在する。

日本国憲法第19条 
 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。

第20条
 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。

2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。

3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
ウェストファリア条約(1648年)を契機として、近代国家は政教分離をその原則とする。特定の宗教を国教と定めることはもちろん、優遇したりスポンサーになったり結果的にも利するような行為は、国家や政府として、引き付けて言うと要するに公務員その他公職に就いている者が、その名の下にしてはならないと言うわけだ。
ということは逆に言うと、単なる国民(私人、私的)としてならば、19条、20条の一項がそのまま適用されて、当然OKである。要は公人としてはダメだと言っている。
第99条 
 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
公職に就いている者が、公然と憲法に背くような行為をしてはならない。憲法尊重義務と言う。(ただし例えば政治信条として改憲を主張したり公に論議したりすることまでは全く妨げられない。)
これは例え、こうして条文化されていなくとも、憲法を尊重する義務が、政府をはじめ公職に就いている者や機関には課せられる。

当然だ。憲法とは国民による政府への命令だからだ。だから国民には憲法を守る義務は、ない。権利は、ある。守る義務があるのは政府


本題です。

内閣総理大臣は紛れもなく、公人です。それから靖国神社は現在は、神道なる宗教の宗教法人です。
よって公人としての、一宗教施設の参拝、宗教的行為は、特定宗教を結果的に利することになると言え、憲法第20条の政教分離原則違反、また司法がそう判断すれば、その後の参拝継続は第99条憲法遵守義務違反にも該当すると言えましょう。

憲法を素直に読めばこのように答えは極めてクリアに導出されると思うのですがね。

小泉総理は自らの行為の正当化のために、常に思想・良心の自由や個人の素直な心情を持ち出しますが、そればらば私人として徹底的に私的に参拝すればよろしい。公用車を使い、公設秘書や公費の(?)ボディガードを引きつれ、「内閣総理大臣小泉某」と記帳する、それでいて「私的」とは、誰がそんなん納得するんでしょ。

平日ならちゃんと時給(という制度があるかないかは知りませんが)を取って、タクシーで乗りつけ、拝むなりひざまづくなり、玉串なぞを総理買いして捧げるなり、大嫌いな中国や朝鮮の崩壊を祈願するなり(思想の自由)、毎日朝昼晩壁にに頬ずりしようと構いません。公人としてじゃなければ何をするのも自由ですよ。ただし憲法的には、という意味においてですが。

つまりその上で、参拝するかしないかは一国のトップとしての、その情勢におけるまさに総合的な判断。政治的センスの問題に移行します。


…しかし「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」とは笑うな。なんだみんなでつーのは。


参照
The DEBATE
みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会が靖国参拝
posted by 日本海式エビ固め at 00:14| 天津 🌁| Comment(9) | TrackBack(1) | 雑考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
貴様のような脳天気な馬鹿にはほとほとうんざりさせられるよ。
もっと勉強し
ような
靖国神社参拝は公式だろうと合法と考えるのが妥当でしょう?
あなたは政教完全分離主義者ですか?
Posted by pixie#0619 at 2005年11月04日 23:44
>靖国神社参拝は公式だろうと合法と考えるのが妥当でしょう?

そう考えないからこういう記事を書くわけで。その根拠をお示し頂かないとコメントする意味がございません。

>あなたは政教完全分離主義者ですか?

まー、そう理解してもらってもいいです。
Posted by エビ at 2005年11月06日 03:18
ん?まてよ。

この人ネタとベタの違いが分からない?
引用=礼讃だと思ってる?(笑
Posted by エビ at 2005年11月06日 21:47
よくわかるんですけど、中国が口を出してくるのは内政干渉ですよね。
Posted by もうもう at 2005年11月16日 04:26
カテゴリーとしては内政問題なんだけど、総理が外交問題化させた面もあるし、その外向きの姿勢を意図的に人気取りとして使ってる面もあるし。

現実としては、もはや外交問題として扱われてますよ。

あと外国人(現在)で知らないうちに奉られてたりもするので、その辺の抗議は真っ当かと思うし。要するにその人の意志に反して特定宗教の神にされても困るってゆー。
Posted by エビ at 2005年11月17日 21:38
>カテゴリーとしては内政問題なんだけど、総理が外交問題化させた面もあるし

具体的にどこか教えてくれませんか?
Posted by ええーっと at 2005年11月19日 16:24
「どこか」というのは?
Posted by エビ at 2005年11月19日 18:44
>総理が外交問題化させた面

私は小泉総理が歴代首相と同様に
靖国に参ってるだけとしか思えませんが
それに対して中国や韓国と言った
反日を利用している反日な国が
反発してるようにしか見えませんが

んで、その小泉総理がこれを
外交問題化させた面がどこかです

いずれにせよ総理が靖国参拝を
止めたところで例の国が
態度を変えるなんて思えないわけですけど
Posted by ええーっと at 2005年11月19日 18:50
福田総理や中曽根総理等々も参拝しましたがその時も(程度の差はあれ)外交問題化しました。その時は中国と裏で手打ちをして沈静化させたわけです(後者)。

>外交問題化させた面がどこかです

どことゆーか。総理は意図的、戦略的ににこれを外交問題にしているということです。外に決然とした態度を示すことによって国内的なアピールになるからです。そうした意味では共犯関係とも見えるし。もちろん総理自身、個人的心情で行動しているというのがウソだと申し上げているのではないですよ。

>例の国が態度を変えるなんて思えないわけですけど

別に反発があるから参拝止めろなどとは述べてない。ただ単純に個人の心情による行動だと言うのなら、総理の資質なし。
Posted by エビ at 2005年11月19日 19:54
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Weblog: Because It's There
Tracked: 2005-10-28 12:43

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