2006年11月03日

未履修の真相

必修漏れ、新潟では県教委関与 科目振り替え調整

静岡・長野・福島県教育長、校長時代に履修漏れ黙認

世界史必修問題はPTAも悪い


当事者としては、この未履修の件がニュースとして取り上げられるのに対して、違和感がある。

最初の赴任先で、受験対応のの教育課程(時間割)という存在を知り、県教委には指導要領に基づいたの教育課程を届けるという慣例を見た。

ようやく報道されているようだが、教委というのは、教育長をはじめとして、現場から転任して行った教員がたくさん働いているわけで、当然、届けられている、とりわけ進学校の教育課程が虚偽だろうということは元々知っているはず

ちなみに本県の現教育長も、私の最初の赴任先で私が仕えた校長で、数年前の当時そこの高校でも裏で世界史を現代社会にフツーに替えてやってたけど、まだ槍玉に上がってないようだな。今回の件について「遺憾に思う」なんて上からコメントしてたけど、今内心はドキドキでしょうな(笑。

だから、当時私は、指導要領に基づかない教育活動が現場でなされている現実を嫌悪しながらも、現場とそれを指導・監視する立場が結託しているために、この慣例は私がたてついたところで、一笑に付されるだけ、こりゃどうしようもないなと諦めていた。

また、できるだけ受験に対応した教育課程というのはPTAの強い要望でもある。PTAというのも一枚岩ではないのだが、受験を第一にというのが正式な要望として学校のトップに伝えられる。そういう傾向は地方の進学校に顕著だと思う。

その際、受験対策としての課外補講を正式に要望してくれと、校長などがPTAに裏で持ちかけるという倒錯した工作もあるのだ。そして後日公式な場で、PTA会長が学校にそれを要請し、校長は「わかりました」となるわけだ。補講手当てが目当てといううがった見方もできるが。

少なくとも教育現場では、教委も含めて、暗黙の了解であったはずだが、また私は報道機関がこれを本当に全く知らなかったのか?とも思う。何か勝ち馬に乗ると言うか、これが常に叩く側に回れる強みだなあと思う。

ま、それはいいとして。

今回の件は、現場は受験に対応するために確信犯的に行ってきた慣例なわけで、それなりの状況判断や理屈があったわけであり、またバックでは教委やPTAが少なくともそれを黙認していた事実が厳然としてあった。それは現実的な地方の受験システムであった。

だから、現場のトップは大体平謝りに終始しているが、「とりあえず今は誤っておけ」という風にしか見えない。

「知らなかった」「認識が甘かった」などと言う校長もいるが、ウソついているか、真性バカかどっちかだ。

受験対策として、みんなやってる暗黙の了解だからいいと思った」、これが本音のはずだ。

それから、先ほど述べたように、教委、文科省が知らなかったことなど絶対にありえないので、監督官庁として自ら責任を明確にせずに、ルールを破った現場が悪いのだという言説には注意が必要である。


今回は取りとめもなくズラズラ書いてしまった。
これを次回は少し別の観点から書いてみよう。
posted by 日本海式エビ固め at 02:49| 天津 🌁| Comment(4) | TrackBack(1) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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